素敵な曲、ドヴォルジャーク

最近練習を始めた曲の一つが、ドヴォルジャーク作曲のヴァイオリンとピアノのためのソナチネです。

 

彼の名前の発音は難しくカタカナ表記では表現できないため、ドヴォルザークや、ドヴォジャークとも言います。

 

ドヴォルジャーク(1841-1904)は、ボヘミア(チェコ)出身の作曲家です。

田舎町で育ったドヴォルジャークの作風はボヘミアの民族音楽が基盤となっており、豊かな自然と土の香りを感じさせる親しみやすい名曲を数多く残しました。

ドヴォルジャークの有名な曲には、交響曲第9番「新世界から」が有名ですね。

 

もともと自分の子供達の音楽教育の為に書かれた作品ですが、ドヴォルジャークはこの作品が出版される際、「これは若者達(自分の子供たち)へ向けて作曲しましたが、大人であっても、この曲と対話することができるでしょう」とコメントを添えています。

 

それぞれにユニークな表情を見せる4つの楽章から成るこのソナチネは、アメリカ先住民族の民謡や黒人霊歌などからインスピレーションを受け、ドヴォルジャークの中に根付くボヘミアの音楽と融合して生み出された、楽しさと哀愁が共存する味わいのある作品となっています。

 

私は特に第1楽章が好きです。軽快で聴き馴染みのよい旋律(メロディー)ですが、その旋律の中で多彩な表情を見せ、弾いていてもとても楽しい曲です。

早くピアノと合わせるのが楽しみです♪